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デニス・ムクウェゲ医師の経歴

デニ・ムクウェゲ(Denis Mukwege, 1955年3月1日 )

コンゴ民主共和国の産婦人科医、社会活動家。

コンゴ民主共和国東部、南キヴ州のブカヴにパンジ病院を設立し、第二次コンゴ内戦以来続く内戦によって起こるレイプ被害にあった女性を治療し社会復帰のための活動をおこなっている。

経歴

ムクウェゲ氏は、当時ベルギー領コンゴだったブカヴでペンテコステ派宣教師の家に生まれ、ブルンジの大学で医学を学び、最初は地域の病院で医師として働き始めた後、フランスのアンジェ大学で産婦人科学を学んだ後、コンゴに帰国後、専門的な医療を受けられずにいた女性達による出産の合併症を診断しました。

2012年9月、ムクウェゲは国際連合で演説を行い、コンゴにおける大規模な強姦被害を報告し、コンゴや周辺諸国の各政府がその防止に対して十分な措置を執っていないと批判しました。

 

同年10月25日、4人の武装した男達がムクウェゲ不在時の彼の自宅を襲撃し、警備員が射殺されましたが、ムクウェゲの暗殺は失敗しました。その実行犯は逮捕されていません。

この襲撃以後、ムクウェゲは家族とスウェーデンやベルギーに一時亡命しましたが、その期間中にパンジー病院は深刻な荒廃に瀕しました。

そこで、多くの女性患者はムクウェゲ氏をブカブに帰還するように求めました。

彼女たちは、パイナップルやタマネギを売った代金を寄付して帰国の飛行機代を集めました。

これらの活動により、数々の国際賞を受賞すると共に、2013年以降はノーベル平和賞の有力候補者として見なされるようになりました。

そして、2018年にノーベル平和賞を受賞しました。

また2015年にはハーバード大学から、2019年には梨花女子大学校から医学名誉博士号も授与されました。

国際賞受賞歴​

2008年 国連人権賞 
2009年 レジオン・ドヌール勲章
2013年 ライト・ライブリフッド賞
2014年 ヒラリー・クリントン賞

2015年 サハロフ賞

2016年 ソウル平和賞
2018年 ノーベル平和賞

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​ヒラリークリントン賞受賞

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​2019年 東京大学での講演

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国連での講演

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